パリのしあわせスープ☆私のフランス物語
噂のHäagen-Dazs(ハーゲンダッツ)の秋味アイス、期間限定発売の『マロンタルト』をゲット♡
カスタードアイスクリームの中にラム酒入り(!)マロンソース、バター風味が香ばしいタルトクッキーを散りばめたラム酒入り(!)マロンチョコレートでコーティング。
マロンソースとマロンチョコの栗はイタリア産が使用され、アルコール度数0.2%のラム酒をブレンドという大人アイス☆
アイス好き、パリ好き(←あくまで私調べですが、このアイスはパリ好き、パリ在住経験のある方々が特に絶賛傾向。パリに繋がる何かがあるのか?!)、ラム酒&栗好きとしては注目していたアイスバーをようやくいただけて満足。
そのお味は単に栗アイスではなく、マロン“タルト”の完成度。
なるほどね〜と感心してしまい読書の手も止まり夢中になって食べてしまいました♡
そんな甘い秋と一緒に読書の秋。
というわけで、昨年買って積ん読になっていた1冊を読みました。
それは、上野 万梨子さんの『パリのしあわせスープ 私のフランス物語』(世界文化社)。
上野万梨子さんを知ったきっかけは、パリに暮らすことになった時、
「本を参考にパリのマルシェの食材を買って作ってみて!」
と、親友Rがレシピ本をプレゼントしてくれたことでした。
その本を抱きしめがら料理苦手な私は「頑張ります!」な思いと、お互いしばらく会えないと思うとなんだか切なく、別れ際に二人で涙しました。
以来、上野麻梨子さんのレシピやエッセイは私のパリ歴史に重なるように増えていきました。
本書は、パリ生活30年の上野万梨子さん初の書き下ろし料理エッセイで、執筆は2020年春から夏、コロナ禍で外出禁止令のパリ。
上野麻梨子さんについて本書より引用。
東京生まれ。
学生時代より料理研究家の飯田深雪氏に師事。
料理家を志し、パリに留学する。
1976年、ル・コルドン・ブルー・パリ校を卒業。
77年東京の実家でフランス料理教室「ラ・ヌーベル・イマージュ」を主宰。
それまでのフレンチの重厚なイメージを一変させ、軽やかに家庭でフレンチを楽しむ時代への新しい流れをつくった。
基本に支えられた自由な発想、シンプルかつ繊細なレシピが人気を博し、雑誌・TVなど多くのメディアで活躍。
91年、パリ左岸に活動の拠点を移す。
以来、日本とフランス、二つの国をつなぐ、食と生活文化の橋渡し役として活動してきた。
本書は30年目を迎えようとするフランス暮らしを改めて振り返る著者初の書き下ろし随筆となる。
本書には、パリのカフェの定番料理、地方料理にまつわるエピソードが満載。
60年、70年代のパリついて触れられた部分は、その時代を知らないのに読んでいるとその光景がリアルに浮かんできたり、ここ20年ぐらいのパリのあれこれは、そこ行きました!なカフェや町には親近感が湧き、またロブションの名物のひとつ「メルランコルベール」やカンカルの大好きレストラン、シャトーホテルの思い出も重なり、上野さんのフランス物語に私のフランス物語も重なる思いで読みました。
そしてちょっぴり笑えるチャプターのサブタイトル。
「本当に美味しいのか?」って、、確かに雰囲気はある、映えるけれど味としてはどーよ…なこともあるある?!
また本書はアレンジレシピ、簡単レシピも掲載され、コロナ禍で増えたお家時間、おうちごはんのヒントも色々、目次を見ながら今夜のお料理を決めるのも楽しい1冊。
というわけで、今夜は??
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パリの1枚。
秋のペール・ラシェーズ墓地で。
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